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昔懐かしいカレンダー

2014.10.06

今週は、ハロウィンです。(花)ガーベラ、ケイトウ、サンダーソニア(枝)ドラゴン柳(実)ヒペリカム(葉物)パニカム

今週は、ハロウィンです。(花)ガーベラ、ケイトウ、サンダーソニア(枝)ドラゴン柳(実)ヒペリカム(葉物)パニカム

早いもので、もう来年のカレンダーの申込用紙が届きました。

カレンダーは、業者の方からいただく一般的なものを使用していますが、自分なりにこだわっている一品があります。
それは、画家・向井潤吉さんのカレンダーです。

茅葺(かやぶ)き屋根の民家を、よく描いたことで知られる洋画家の向井潤吉さん。
向井さんは、1995年に93歳で亡くなられるまで、失われてゆく古民家や田園風景など日本の原風景を追い求め、全国各地を歩いています。作品の中心になっている民家と風景は、戦後間もない頃から描き続けられたもので、今ではほとんど見る事の出来なくなった懐かしい光景が、独特のタッチで描かれています。

向井潤吉さんを初めて知ったのは、一昨年9月に南砺市の福光美術館で開かれた展示会の時。
テレビで展示会のことを知り、早速、美術館に足を運びましたが、素晴らしい展示内容で、一つひとつの作品を食い入るように見せてもらいました。会場は、入館者がほとんどおらず、深い感動を受けながら、自分のペースで何回も見て回ったことを覚えています。
以前から絵画が好きで、時間を割いてはあちこちの美術館や博物館を回っていますが、向井潤吉さんの作品は初めて鑑賞させてもらったにもかかわらず、不思議と昔懐かしい思いを受けました。それ以来、すっかり向井潤吉さんのファンになりました。

向井さんの作品を見たくて、時々、東京・世田谷区にある向井潤吉アトリエ館を訪ねています。駒沢大学近くの閑静な住宅街の一角にあるアトリエ館。平成4年まで自宅兼アトリエであった建物と作品が保管されていた古い土蔵が、そのまま展示室として使用されています。新しく建設された近代的な美術館とは異なり、個人の住宅らしい自然な温もりと、長年、生活する中から育まれた息遣いが感じられ、独特の空間を作っています。
今まで違った季節に3回訪ねましたが、小さな庭もそれぞれ異なった彩りが感じられ、新鮮な思いでアトリエ館に入っています。
スタッフの方々も家族的で、いつも我が家に帰ってきたような不思議な思いにさせられます。全国に多くの美術館がありますが、常時、おいしいお茶が準備してある所はあまりないと思います。

たかが、カレンダーかもしれません。
でも、今から来年の向井潤吉さんのカレンダーが届くのを楽しみにしています。生涯、このカレンダーは買い求め続けると思います。(O、次回は10月15日に更新します)

 

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