小さな日本庭園が誕生しました。
2015.09.07
農協会館前に、小さな日本庭園が誕生しました。
耐震改修工事とは別に、6月中旬から会館外周の配管取替工事を行っていました。
7月中旬に工事が終了し、工事を進めていた場所は元どおり復元しましたが、会館前だけは、更地(さらち)のままになっていました。
この場所は、工事を始めるまでは、柘植(つげ)の木が生垣のように植えられていました。
農協会館の竣工とともに植えられた、この柘植の木。毎年生長するため、年に数回、造園業者にお願いして剪定してもらっていました。
約35年もの長い間、親しまれてきた柘植の木でしたが、工事の邪魔になるため、一本残らず抜き取られました。
工事終了後、改めて柘植を植える予定にしていましたが、造園会社である株式会社柴崎農園の社長さんから「柘植の代わりに別の木を植えて、小さな庭を造ってみたらどうか」との提案があり、「費用を同額にする」ということもあり、役員に相談し、結局お願いすることに。
記録続きの猛暑が続いていたため、お盆前になかなか植栽に掛かれず、天候が落ち着き、外気温も涼しくなった8月下旬に、やっと庭造りを始めることに。ありがたいことに植樹した頃から、ちょうど雨模様の日が続いており、木々の根付きも順調なようです。
植えられたのは、マユミ、柊(ひいらぎ)、アオダモ、ヒラドツツジ、ソヨゴ、ドウダンツツジ、ヤマボウシ、ライラック、エゴノキ。そして、地表にはスギゴケ。限られた予算にもかかわらず、社長さんの配慮で、当初計画には無かった立派な庭石も置いていただきました。
1日半の庭仕事を終えて、新しく出来上がった日本庭園。
嬉しいことに、大変評判が良いようです。
「しっとりと落ち着いた感じで、いいね」とか、「限られたスペースを、うまく生かしている」など、多くの方からお褒めの言葉を頂戴しています。
会館前に誕生した日本庭園。
早いもので、うっすらと色づき始めた樹もあります。
小さな庭園ながら、これから四季の移ろいを十分楽しめませてくれそうです。(O)