耐震改修工事、約50%終了しました。
2016.02.16
6階、7階耐震改修工事の完成検査が2月12日、山瀬中央会専務や松田全農富山建築設計事務所長、株式会社竹中工務店の工事関係者らが出席して行われました。
今回、完成引渡しされたのは、会館東側・エレベータ横にある6階、7階のホール。
ホールには、幅8メートル、高さ3メートル、重量約3トンの耐震フレームが、新しく設置されました。この耐震フレームは、10ピースの鉄骨からなり、1個ずつクレーン車で吊上げられ、窓から取込み、台車で運搬し、工事エリアで慎重に組み立てたものです。
鉄骨フレームは、白い化粧カバーできれいに覆われ、中央には人が通れるように出入口が作られ、両端にはステンレス製の柵と手摺も付けられました。
ロビーの完成にともない、6階、7階については、エレベータ横にある北側機械室の耐震改修工事を除き、すべて終了したことになります。
7階は、昨年4月下旬からの工事開始以来、約9カ月間。
6階については、5月中旬から工事を開始し、西側(公園側)の和室に耐震フレームを設置するなど、複雑な工事もありましたが、約8カ月で工事を終えています。
耐震改修工事では、農協会館全体で耐震フレーム68台の設置と、耐震壁4基の設置が計画されています。
耐震壁は、強度の足りない壁を補強するために行われます。耐震強度が不足している、2階から5階までの西側の一角に、従来の壁を一度すべて取り壊し、鉄筋などで強度を補強したうえで、改めて壁を新設するものです。
5階の耐震壁については、アンカー打ち、鉄筋組立、型枠組立、コンクリート打ち、無収縮モルタル圧入、脱型など、一連の工事が終了しており、今後は天井や壁のボード張り、塗装を経て、最後の仕上げ作業に入る予定です。
4階、3階でも、同様の作業が進められており、順次、耐震壁が完成することになります。
1月末現在、耐震改修工事の進捗率は、会館全体で約50%となりました。
工事は、計画をやや上回って進んでおり、順調に経過しています。
現在、耐震改修工事は、主に5階、4階、3階で行われています。今後は、2階が4月上旬から、1階が6月上旬から、それぞれ工事を開始する予定です。
工事終了は、平成28年12月下旬を予定しています。(O)
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