[花]グロリオーサ(ミサトレッド)、カーネーション(白赤)、エチナセア(ラスプベリー)、[葉]ドラセナ(アトム)、[枝]ソケイ、栗
農協会館の第1回防火・防災訓練が、8月28日に行われました。
農協会館は、消防法にもとづき、「防火対象物」に指定されており、年2回の消防訓練と年1回の防災訓練が義務付けられています。
入館者全員を対象にした避難訓練は、富山消防署と合同で3~4年に1回実施していますが、今回は会館に入居している各団体18名が参加し、AEDを使った救命講習や消火栓、消火器の操作方法、避難訓練などを約2時間にわたって行いました。
模型を使いながら、「気道確保」について説明する富山消防署の石森さん。
初めに行った訓練は、救命講習「救命入門コース」。講師は、富山消防署救急課の石森雅則さん。
石森さんは、「富山県は、脳卒中になる患者が多く、残念ながら全国で一番高い発生率となっています。脳卒中などで倒れた人がいた場合、救急車が到着するまでの間、いかに心肺蘇生法を行い、AED(自動体外式除細動器)を使ったかによって、その後の生存率に大きな影響を与えます。これから受ける救命講習を単に学びだけで終わらせることなく、いざという時には、勇気をもって実践してください」と語りました。
参加者は2班に分かれ、マネキンを相手に「1、2、3、4……」とリズムをとりながら大きな声で、胸骨圧迫を繰り返し、心肺蘇生法の仕方やAEDの使い方などを研修しました。
続いて、避難訓練が行われ、8階ホール横の喫煙室から火事が発生したとの想定で、富山消防署に通報する一方、研修会場である9階会議室から階段を使って、1階まで真剣に駆け下りました。
最後は、消火栓と消火器を使った訓練。
日頃、なかなか手にする機会のない消火栓ですが、㈱北陸綜合防災センターの高堂さんらの指導を受けながら、男性職員2名が消火栓を開け、30メートルのホースを走って引き出し、開閉弁を開けるなど、一連の流れを体験しました。
今回の訓練にあたり、富山消防署と㈱北陸綜合防災センターの皆さんに、大変お世話になりました。
改めて、心から感謝申しあげます。(O)
真剣に救命講習に取り組む参加者。
消火栓からホースを引出しし消火に向かう参加者。